セトリュウグウウミウシ

黄色地の上でせめぎ合う朱と青の色彩が鮮烈な印象を与えるウミウシです．
体地は黄色で仄かに緑色味を帯び，青く縁取られます． 表面には太目の黒い縦筋が走り，触角と鰓の後方は朱染し，口縁部と尾端では青色域が広がります． 口触手も青色です． 触角は朱色で，触角鞘は青色です． 鰓は羽状で，青い軸に朱の鰓葉が展開します．
本体は宙吹きしたガラスを変形させることにより作られています． 触角には褶葉を表す細かい溝が入っています． 鰓は細部を意識して丁寧に細工しました．